ANAマイレージクラブ・ルール改定を分析(3)
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2012年11月5日ANAから2013年マイレージクラブのルール改定が発表されました。
プレミアムポイントの路線倍率が1.5倍に変更される国際線アジア路線と路線倍率据置きの日本路線についてできるだけ費用をかけずにプラチナメンバー(スターアライアンス・ゴールド)になる路線を調べていきます。
エリート資格の対象となるプレミアムポイントの計算方法はこれまで通りです。
プレミアムポイント=区間基本マイル×クラス・運賃倍率×路線倍率+搭乗ポイント
つぎにルール改正を整理します。
1.アジア路線の路線倍率が1倍から1.5倍に(2013/1/1〜)その他路線は据置き。
2.国際線は、クラス・運賃倍率が細分化される(2013/4/1〜)
クラス | 予約 クラス |
現状 | 2013/ 4/1〜 |
ファーストクラス | F,A | 150% | 150% |
ビジネスクラス | J | 125% | 150% |
C,D,Z | 125% | 125% | |
P | 125% | 70% | |
エコノミークラス | Y,E | 100% | 100% |
B,M | 70% | 100% | |
U,H,Q | 70% | 70% | |
V,W,S | 70% | 50% | |
T | 50% | 50% | |
L,K | 50% | 30% |
赤字:改悪 青字:改善
日本国内で安くプラチナメンバーになれる路線と航空券
2012年から新たに設定が加わったプレミアム旅割28のクラス・運賃倍率は、1.25倍
その他は、これまで通り据置きです。
以下は、3つの路線でプラチナメンバーになるために必要な区関数と費用一覧です。
羽田−伊丹(関西,神戸) | ||||
運賃 | 1区間で 獲得できる プレミアムポイント |
5万ポイント 獲得に必要な 区間数 |
1月中旬の 平均的な 運賃(円) |
総費用 (円) |
プレミアム | 1,240 | 41 | 28,670 | 1,175,470 |
プレミアム特割28 | 1,100 | 45 | 20,870 | 939,150 |
特割 | 820 | 60 | 13,670 | 820,200 |
旅割55 | 420 | 119 | 11,070 | 1,317,330 |
羽田−福岡 | ||||
運賃 | 1区間で 獲得できる プレミアムポイント |
5万ポイント 獲得に必要な 区間数 |
1月中旬の 平均的な 運賃(円) |
総費用 (円) |
プレミアム | 2,101 | 24 | 42,870 | 1,028,880 |
プレミアム特割28 | 1,817 | 28 | 31,270 | 875,560 |
特割 | 1,205 | 42 | 24,070 | 1,010,940 |
旅割55 | 850 | 59 | 13,470 | 794,730 |
羽田−沖縄 | ||||
運賃 | 1区間で 獲得できる プレミアムポイント |
5万ポイント 獲得に必要な 区間数 |
1月中旬の 平均的な 運賃(円) |
総費用 (円) |
プレミアム | 3,352 | 15 | 46,970 | 704,550 |
プレミアム特割28 | 2,860 | 18 | 38,970 | 701,460 |
特割 | 1,876 | 27 | 29,000 | 783,000 |
旅割55 | 1,476 | 34 | 13,870 | 471,580 |
成田−シンガポールでプラチナメンバーになるには
ANAマイレージクラブ・ルール改定を分析(1),ANAマイレージクラブ・ルール改定を分析(2)で成田−シンガポール路線がプレミアムポイントを比較的貯めやすいとわかりました。
その成田−シンガポール路線単純往復でプラチナメンバーになるにはどれぐらい必要か以下の表をご覧下さい。
成田−シンガポール( |
||||
運賃 | 1区間で 獲得できる プレミアムポイント |
5万ポイント 獲得に必要な 区間数 |
平均的な 往復運賃 (円) |
総費用 (円) |
2013/1/1〜3/31 | 3,477 | 15 | 61,420 | 491,360 |
2013/4/1〜 | 2,484 | 21 | 62,500 | 687,500 |
伊丹−成田−シンガポール( |
||||
運賃 | 1区間で 獲得できる プレミアムポイント |
5万ポイント 獲得に必要な 区間数 |
平均的な 往復運賃 (円) |
総費用 (円) |
2013/1/1〜3/31 | 4,037 | 13 | 61,420 | 429,940 |
2013/4/1〜 | 3,044 | 17 | 62,500 | 562,500 |
まとめ
日本路線では、羽田−沖縄を旅割55で利用するのが最も安くプラチナメンバーになれます。
ただし、17往復必要。
以外に安いのが成田−シンガポール。
ただし、ANA 「エコ割」(予約クラスSの場合)滞在期間2日の条件がありホテル代などが必要に。
それを考えても羽田−伊丹,福岡よりは安い費用でプラチナメンバーになれますね。
さらにANA 「エコ割」の場合、大阪,名古屋発では追加料金なしでシンガポール往復が可能。
国際線航空券の国内区間は、成田−大阪片道のプレミアムポイントが560ポイント。
追加料金なしで往復1,120ポイント加算は大きいですよ。
なんと伊丹−成田−シンガポールだと最短7往復でプラチナメンバーに。
〔関連ページ〕
ANAマイレージクラブ・ルール改定を分析(1)
ANAマイレージクラブ・ルール改定を分析(2)
