8月19日VSコロラド・ロッキーズ

11年ぶりにシェイ・スタジアムにやって来た。
背番号16は、ドワイト・グッデン(現インディアンズ)から野茂英雄にかわり、当時3番を打っていたダリル・ストロベリーは、今は伊良部の同僚。球場も改修されきれいになっている。
変わっていないのは青とオレンジのチームカラーとニューヨーク子の熱烈な応援。
そんな事を思っているとうちに、アメリカ国歌斉唱の時が来た。最近日本でもサッカー国際Aマッチや世界タイトルのかかったボクシングで歌手がアカペラで君が代を歌うことがあるが、MLBでは毎試合アカペラで歌う。今日は女性の歌手。うまい。今年のオールスターで歌ったカントリーミュージックシンガーのペイス・フィルに匹敵するほどうまい。さあいけメッツ。BELIEVE METS。
マウンドに吉井が上がった。何としても勝って欲しい。勝たせたい。そんな思いで応援する。大声を出せば十分吉井に聞こえるほどのすばらしい席だ。
実は、昨日ESPNで吉井、ジョンソン、野茂の先発不振組の誰か一人がマイナーに降格されるだろうと報道していたから、否応無しに応援に力が入った。今日のストレートは速い。これはいける。と思った瞬間、ホームランを浴びる。しかし、その後は、ストレートでカウントを取り、シュートで討ち取り、フォークで三振を取る。何とか点を取ってやってくれ!。ようやく5回に2点を取り逆転。その後も調子よく8回途中で降板したものの3ヶ月ぶりの勝利。これで首の皮一枚はつながった。勝利の瞬間となりの席の女の子とハイタッチ。明日も頼むぜメッツ。BELIEVE METS。ワイルドカードで2位のカブスと1ゲーム差となった

8月20日VSセントルイスカージナルス

ホームラン王と言うと、ベーブ・ルースの名前が頭に浮かぶ。アメリカ人もそう思っているに違いない。
ところが、シーズン最多ホームランを打ったのは、ヤンキースのロジャー・マリスと言う生涯275本?しか打っていないバッターだった。アメリカ人は、彼をホームランバッターと認めたくなかったようで、シーズン最多の61本のホームランは、60本のベーイ・ブルースより8試合多かったため、記録上60本とされていた。
これで、シーズン最多のホームランにベーイ・ブルースの名前は残った。しかし、1991年、記録は訂正されベーイ・ブルースの名前は消えた。それからは、ただひたすらに、だれもが納得の行くホームランバッターの登場を待っていたに違いない。そしてその時は来た。マーク・マグワイア。通称ビック・マック。

今日、明日とダブル・ヘッダー。つまりマーク・マグワイアを4試合見れることになる。当然、スタンドは満員。
マイク・マグワイアが登場すると9割がたメッツファンのはずが大声援を送る。
そして、第1試合第3打席。レフトポール際へ50号ホームラン。スタンドは総立ち。ウェーブも起こる。
この50号は3年連続となりメジャー初となった。
この試合メッツは良いところ無く3対0でメッツは負ける。
第2試合、出た出た。51号は左中間へ。本当にすごい奴だ。世界で最もホームランらしいホームランを打つ奴だ。
しかし、ワールドカードでプレイオフ進出をめざすメッツに連敗は許されない。
ピアザが逆転のホームランを放ちメッツは勝った。
カブスがジャイアンツに勝ち、わずかに勝率の差でメッツがトップ。
明日は、野茂が登板する。吉井に続いて欲しい。打線の爆発を期待してシェイ・スタジアムを後にする。
BELIEVE METS

8月22日VSセントルイスカージナルス

52,320人。超満員。マグワイア効果。
第1試合のマウンドに野茂が上がった。だがピアザ、マグワイアは連戦の疲れでお休みだ。ピアザがいない野茂は大丈夫だろうか。まずまずの立ち上がり。ところが2回にホームランを打たれペースが乱れる。
4回まで6つの四球を出すものの8三振で2失点。4回裏に2ランホームランで同点にしてもらう。
ところが、5回コントロールが定まらず四球を出す。ここでマウンドを降りることになった。
ものすごい数のブーイングが彼に浴びせられた。そこで解った。彼に対するメッツファンの想いを。
このブーイングは期待しているバロメータだ。なぜなら、ピッチャーがツーストライクを取ると三振を期待する手拍子が起こる。野茂への手拍子は、吉井よりもライターよりもリードよりもジョンソンよりも誰よりも大きいのだから。
今、彼はメジャー史上初のデビュー以来4年連続200奪三振の記録に挑戦している。
数年後、アメリカでホームラン王と言えばマグワイア。三振奪取王と言えば野茂英雄と言われることを私は期待している。
試合は、メッツの後続ピッチャーが打たれ10対5で負ける。
マグワイアは、9回代打で登場。2塁打を放つがホームランはなし。

第2試合。ピアザ、マグワイアがスタメンで登場。盛り上がり始める。
1回表、マグワイアが打席に立つ。ピッチャーがボールを投げる瞬間のフラッシュの数はすごい。
2ストライクに追い込まれるとメッツファンから三振を期待する手拍子が起こる。
空振りの三振。次の瞬間まるでメッツが優勝したかの様な喜びようである。この試合、この喜びが3回続いた。
試合はメッツが勝ち、この4連戦2勝2敗。カブスがソーサのホームランなどでジャイアンツを破ったため、ワイルドカードで勝率の差で2位となった。
メッツとヤンキースのワールドシリーズ対決を期待してシェイ・スタジアムを後にした。
BELIEVE METS

ぜひ見てください。球場で。

今回、3日で5試合のゲームを観戦できた。チケットは一番高いところで24$。
しかもファンサービスに徹している。チェンジになり投球練習中にいろんなサービスをしてくれる。
・Tシャツを大砲のような筒に入れスタンドに打ち上げる。
・オーロラビジョンでクイズを出し当たれば翌日のチケットがもらる。
・好プレー・珍プレーをオーロラビジョンで見せる。
・ライトの選手が守備練習の最後にボールをスタンドに投げ込む。
・当日の他チームの試合状況をオーロラビジョンで流す

また、トランペットや私設応援団が幅を利かせた応援などない。
自然と手拍子などが出てくる。口々にLet's go metsと叫ぶ。
また、球場側もオーロラビジョンでうまくサポートする。
メッツの場合、打撃陣に調子が出ないとき
・主力選手のホームランのシーン
・盗塁成功のシーン
・サヨナラ勝ちのシーン
をテンポのよい音楽とともにオーロラビジョンに流れる。
あの時を思い出せ。と選手に奮起を促す。

とにかくメジャーリーグを生で一度見てください。日本の野球より楽しいことが解ってもらえると思います。
とくに9月に入りワールドシリーズ出場のチャンスのあるチーム同士のゲームを見てください。
この時期に1つ勝つことが本当に難しいのですから。選手はいつも以上に真剣です。
日本でやる日米親善野球なんか論外です。
嘘はいいません。ハイ。